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【バースクールのブログ】カクテル作りの考え方、その3

カクテルを作るには

各々のお酒の味や特性を知らなければなりません。

今回はスピリッツについて、

実際にカクテルを例にして、考えていきましょう。

 

【ジン ジントニック】

ジンは小麦や大麦などの雑穀を

主原料とするスピリッツ。

主な原産地は、

イギリス、アメリカ、イタリア、ドイツなど。

カクテルで使われる一般的なジンに、

ゴードン(ボタニカルが利いたドライな仕上がり)

ビーフィーター(飲みやすく軽やかな香り)

タンカレー(ドライな中にまろやかさがある)

ボンベイサファイア(控えめなボタニカルで味は軽やか)

ブードルズ(ドライでシャープな味)

などがあります。

 

  ()の中はジントニックの味。

   ボタニカルとはジンの香りづけに用いる

  ハーブの種類。マツヤニのようと言われる

  ジン独特の香りは、主ボタニカルの

  ジュニパー・ベリーが引き出す香りです。

 

ジンはそのまま飲んだときと

カクテルに用いた場合では

味に違いがあります。

 

例えばドライなゴードンとタンカレー。

ストレートで味わうと、

タンカレーのほうがよりドライに感じます。

しかし、ジントニックにしてみると、

ゴードンがよりドライに仕上がります。

 

わたしの店では主にゴードン、タンカレーを用います。

ジンの香りをあまり表に出さないような、

軽やかなジントニックが好みの場合は、

ビーフィーターを使います。

 

ブードルズは、マティーニ用にしています。

甘めのジントニックには

エギュベルのジンを用います。

ただし、これらの考え方は、

わたしの主観によるもので、

絶対というわけではありません。

あくまでも参考にしていただき、

それにあなたの感じる味覚を加味して、

おいしいカクテルを作り上げてください。

 

今回はジンのさわりを、

解説させていただきました。

次回はウオツカ。

 

お楽しみに。

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