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【バーテンダーの基礎知識】グレンファークラス15年

久しぶりのお客さま。

口ひげを蓄えたダンディさんは

一年半ぶりのご来店だ。

 

さて、何しようかな……。

思案中の目の前に、

わたしは一本のスコッチを置いた。

 

「え、なぜわかったの?」

なんのことはない。

好きな酒が一緒だったので

覚えていただけの話。

 

「じゃあ、ストレートで」

くぴ……手首を軽く返して酒を運ぶ。

さすが飲み慣れている。

 

くぴ……くぴ……。

3くちで終わった。

 

「お替りちょうだい」

少し飲み、

「うまいねえ」

また少し飲み、

「うん、やっぱりうまい」

 

3ショットを平らげ、

相好を崩したダンディさん。

「いや~、ホントいい酒だった」

 

と、お釣りまで置いて帰られた。

スマートな飲みっぷり。

こちらのほうこそありがとうだ。

決してお釣りを頂いたから

言ってるわけではないですよ。

 

というわけで、

気になるそのお酒は?

 

ハイランドスコッチウイスキー

グレンファークラス15

GLENFARCLAS

ハイランドスコッチウイスキー、グレンファークラス15年

グレンファークラス15年

 

ホッグスヘッド(250リットル)の

ホワイトオーク樽と、

500リットルのシェリー樽の混合で熟成。

 

表記年数以上の熟成感が感じられ、

ハニーのような甘く濃厚な深みがあり、

割水しても味が飛ばない。

極めてコスパの高い逸品といってよい。

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