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【バースクールのブログ】カクテル作りの考え方、その4 ウオツカについて

カクテルを作るには

各々のお酒の味や特性を知らなければなりません。

今回はウオツカについて。

 

ウオツカは小麦や大麦などの雑穀を

主原料とするスピリッツです。

原料はジンと同じような穀物を使いますが

作り方がずいぶん異なります。

ウオツカは原料の味を

極力出さないように作ります。

(言い表し方に少々語弊がありますが)

 

原料を発酵・醸造させた原液を用い

蒸留を繰り返してアルコール度数を

956%にまで高めます。

 

そうして純度の高いスピリッツを作ることで、

原材料の味を極力消してしまいます。

それを加水し、4050%にまで

アルコール度数を落とすのです。

 

それでも、それぞれのウオツカには

各々の特徴がしっかり出ているのは

とても不思議なことです。

 

ジンは各メーカーが

独自のボタニカルの種類を選ぶのに対し、

ウオツカはそのクリア度や原材料の違いによって

味を個性化させています。

 

例えば、

小麦だけを原料にしたアブソリュートや

大麦だけを原料にしたフィンランディア

などがあります。

 

またそんなクリアなスピリッツに香りを加える

フレーバードスピリッツが多い事でも知られています。

いわゆるフレーバードウオツカというものです。

 

中でも有名なのがズブロッカ。

ズブラという水牛が食べる草、

ズブロッカ草を漬け込んだウオツカ。

桜餅のような独特の香りがします。

 

これを使って作ったカクテル、

ズブロッカギムレットは、

なかなかの美味ですよ。

ズブロッカをベースにしたギムレットはショートカクテルです。

ギムレットカクテル

 

 

 

 

 

そのレシピは

ズブロッカとライムとシロップ。

ジンで作るギムレットより

シロップを多めで作るのがおすすめです。

 

軽く流しましたが、

今回は以上がウオッカの解説になります。

次回はラムについて書きたいと思います。

 

それでは、お楽しみに。

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